男達は色々な意味で本気になる。










其の6    彼女をけての真剣勝負












あぁ・・・ダルい・・・。

何だ・・・まだ8時か。土曜だしもう少し寝よう・・・。



ん?



何かを忘れているような・・・。





Σあぁ!!!!


練習試合!!!!!





どうしよう!!9時にコートって言われたのに!!

とにかく急がなくちゃ!!!












「お母さん!!今日は朝ごはん要らないから!!」



「朝食はちゃんと食べんと身体もたんで?」

「そうよ、vv」




ちょっと待った。

あそこでまるで自分の家のように寛いでいる関西弁の人は誰ですか?



そしてお母さん。

何気に語尾にvを付けるのは勘弁してください。


って言うか、家に上げんなよ!!!




「忍足先輩・・・ここで何をしてるんですか?」

を待ってくれていたのよv」



いや、お母さんに聞いてないし。



「質問を変えます。どうして私の家に居るんですか?」

「迎えに来るためやv」



わざわざ家にまで上がる必要はないと思うのは、きっと間違いじゃない。

それよりも・・・



お母さん何か騙されてるよ!!!



いつぞやの友人Aと同じ目になってる!!

私に幸せという文字を神様は与えてくれないのでしょうか・・・。






「さぁて・・・早よ準備せんと間に合わんで?せっかく立海がウチに来てくれるんやから遅刻は厳禁や。」

「忍足先輩・・・もう1つ質問いいですか?」

の頼みなら喜んでvv」



「その右頬の痣のようなものは一体なんですか?」



これは・・・勝者の勲章や・・・。




そんな勝ち誇ったような顔で言われても、何のことだか全く分かりませんから。

そしてさりげなく肩に手を回すのは止めてください。




「まぁ俺のコトはええ。ほら、行くで?」

「はぁ・・・・。」



そして私はかなり不本意ながら忍足先輩と学校へと向かった。














「うわぁ・・・。何度来ても無駄に大きい学校っスよね。」

「切原君・・・それは失礼ですよ。」

「別にいいんじゃねぇの?誰も聞いてないみたいだし。」

「そういう問題ではなかろう!!お前等たるんどる!!




あれは・・・立海だ。

好き放題言ってくれやがって。

あの中に、俺達の憎き恋敵が存在していると考えるだけで寒気がする。


今日の練習試合はただの練習試合なんかじゃない。

の目の前で、立海の奴等が無様に負け行く様を見せ付けるための戦だ。



フッ・・・俺様の作戦は完璧だな。



俺達氷帝に、負けという2文字は似合わない。

今日で王者と呼ばれるのも終わりだ。




俺様達の美技に酔いな!!
(独り言状態)







それにしても忍足のヤツは遅いな・・・。

ジャンケンにあいつが勝ったから仕方なく迎えに行かせたというのに。

もちろん、言うまでもなく2・3発殴ってはおいたが。


あの野郎、をさらってどこか違うところにでも行ってるんじゃないだろうな?

そんなことが発覚したら・・・・


あいつを仕留める。



不可能じゃない。

俺様を誰だと思ってるんだ?



跡部景吾だ。
(意味不明)















「忍足先輩、いつまで私の手を握っているつもりなんですか?」

「死ぬまでずっとやv」



じゃあいっその事死んでしまえ。



そんな怖いことは思ってませんよ?私はそこまで口は悪くありません☆

朝、最悪の目覚めを迎えた私を更に苦しめようとしているこの状況。



頑張るのよ、・・・。

これも王子様のため・・・。


丸井さんのためなのよ!!!









「あ、あんた確か・・・。」

「あ・・・。」






次回に続く!!(何だそれ)









◇◇

あとがき


はい、微妙な終わり方(笑)
暗躍したのは忍足でした。さんのお母さんのお気に入り、おっしーです。