今回は俺が主役!!!!










其の12    
きな子の前だから










あのさ、ってスッゲー可愛いの!!

背も小さいし、目もパッチリ二重だし、他の女の子みたいに騒いだりしないし。

全部可愛いんだけど、やっぱり笑った顔が1番可愛いんだよね〜。

小動物みたいでギューって抱き締めたくなるんだ。


あ〜そうそう、と言えば・・・・・・。



突っ込みが的確なんだよね。



あとべとかおしたりが意味分かんないこと言っても、サラッと受け流すし。

他の女の子がああいうこと言われたら大騒ぎして気絶しちゃうかもね。


そんなトコが気に入ってか、ウチの部のほぼ全員が狙い。

おしたりの話によると、立海の人ものこと狙ってるんだって。

しかも、何だかの好きな人が立海には居るっていうし・・・・。


俺だって、結構アピールとかしてんのに。

俺がいつも抱き付くのはだけだし、俺にとっては特別な子。

多分それは皆も同じだけど、もっと俺の前で笑って欲しいなぁ・・・なんて思ったりする。



どうしたらいいのかなぁ〜??







































〜、俺の試合見てくれた?」

すみませんが1秒も見てません。

「そんな照れ隠しせんでもええって。」

「私が照れてるように見えますか?」

うんvv



何かさ〜、おしたりって・・・・・。


変わってるよね。

かなり前向きっていうか。



あ、でも身内の悪口とか言っちゃダメなんだっけ。

向日も言ってたもんね。

良かった良かった、口に出してなくて。






「フン・・・は俺様と楽しく遊んでたんだよ。」

話してただけじゃないですか。

「なんや・・・・跡部が邪魔しとったんかい。」



あとべはいいヤツなんだけど〜・・・・・。


表現がイヤらしいよね。


遊ぶって・・・・跡部が言うと何か変な感じ・・・・。

あ!さっき悪口言わないって決めたのに。

俺ってば学習能力ないC〜・・・・。











は・・・・俺等と居るとあんまり楽しくないみたいなんだよね。

イヤそうな顔するっていうか、楽しくなさそうって感じ。

宍戸の前では安心してるっていうか、よく笑うんだけど。

俺もそんな風になれたらいいのにな〜・・・・・。












「お。芥川お前、今暇?」

「丸井君!!うんうん、スッゲー暇暇!」

「だったら試合しねぇか?俺のやる試合が全部終わって退屈してたんだよな〜。」

「じゃあさ、あっちの空いてるコートでやろうよ!誰かに審判頼んで・・・・・・。」



あ、と目が合った。

うーん、はやってくれないと思うけど・・・・一応頼んでみよう。



ー!ねぇ、審判やってくれる?」

「おいおい芥川よ・・・はテニスの知識ないだろ?」

「あ・・・・そっか。ごめんね、やっぱりいーや。」


「私なら大丈夫ですよ。」


「「え?」」

「小学生の時にテニススクールに通ってましたし・・・審判くらいお安い御用です。」



ってテニスやってたんだ・・・・。

何か意外かもー・・・・。

これは多分、皆知らないよね。俺ってばいいこと聞いちゃった!

一歩リードってヤツ?





さぁて、丸井君と試合できるしも見てるし・・・・頑張ろっと!!!



























 













「サーブはお前からでいいぜぃ。俺が誘ったんだしな。」

「うん、分かった!」



丸井君は俺の尊敬する人だけど・・・・・。

が見てるから負けたくはないなぁ・・・・・。

ボレーとかホントに上手いし、しっかり勉強しないと!!



「へぇ・・・・上手いじゃん、ボレー。俺の次に、だけどな。」

「丸井君に褒められるなんて嬉しいC〜!!」



 





やっぱりこの2人って仲が良いのか・・・・。

成り行きで審判することになったけど、丸井さんの試合見れてラッキーだよね。



それにしても丸井さんと芥川先輩って・・・・・

何か似てるような気がする。

顔・・・・じゃないけど雰囲気?


まぁ・・・芥川先輩も良く言えば癒し系だし。


丸井さんもよく寝てるのかなぁ・・・・・。

それは有り得ないか。芥川先輩だけだよね、絶対。












・・・・・いい試合するなぁ。

芥川先輩ってこんな真剣な顔もするんだ。

ちょっと・・・・・意外。

寝てる顔と笑ってる顔しか見たことなかったし。(やや失礼)

印象変わったかも・・・・・。



























 







「あー・・・・負けちゃった・・・・。」

「でもいい試合だったじゃん?」

「うん!スッゲェ面白かった!!」



結局負けちゃったな〜・・・・・。

が見てるから出来れば勝ちたかったんだけど・・・・。

やっぱ丸井君ってカッコE〜よね!!


も丸井君ばっかり見てたし。

の好きな人って丸井君なのかなー・・・・・・・。

俺って激ダサじゃんね。

あ、宍戸の言葉パクっちゃった!!




「お疲れ様です、お2人とも。」

「ちゃんと俺の天才技、見てたか?」

「もうバッチリ見てましたよ!!」

「お前・・・・テニス出来るんだろ?じゃあ今度どっかで打ち合いでもしようぜぃ?」

「はい!!喜んでv」



な〜んか2人の世界って感じぃ・・・・・。

俺って邪魔だったりすんのかな・・・。





「芥川先輩!」

「ん?どーしたの?」


「先輩も格好良かったですよ!私、見直しました!!」


「ホント!?俺ってばカッコ良かった!?嬉C〜し!」




今回の抱き付きは・・・・まぁ許してあげよう。

先輩も頑張ったんだしね。

丸井さんが見てるのは大問題なんだけど。



































にカッコ良いって言われちゃった!!

頑張って良かった!


好きな子に言われることが何よりも1番嬉しいよね。






◇◇

あとがき


ジローちゃん目線です。そのせいか・・・・・ややほのぼの?
ジローちゃんは・・・・白だと信じています。(笑)
次回は久々にギャグでぶっちぎろうかな・・・・。